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■ピラティスとは?

ピラティスとは、80年ほど前にドイツ人のジョセフ・ピラティス氏(1880-1967)が考案したエクササイズ。
看護士をしていたジョセフ氏がリハビリ用のトレーニングとして開発したのがその始まりです。
後にニューヨークで独自のエクササイズとして教え始めると、「しなやかで柔軟、かつ強いカラダ」を目指すエクササイズはバレエダンサーを中心に注目を浴びるように。その後、ジョセフ氏から指導を受けた直弟子、さらにその弟子たちへと教えは広がり、伝統的なメソッドをベースにしたさまざまなスタイルのピラティスが誕生。世界各地で愛されるエクササイズへと成長を遂げます。
そして2000年、有名なハリウッドスターたちが取り入れるようになったことからアメリカで大ブレイク。今では、女優やトップモデルを始めプロポーション維持が欠かせない人々のボディメイク法として、また、プロアスリートやダンサーのトレーニング法として強く支持されるように。
日本でもヨガと並んで多くの人に求められる人気エクササイズとなっています。
■エクササイズの特徴

イスに座る時に足を組んだり、いつも同じほうの肩にバッグをかけるなど、そうした日常的なクセにより、私たちのカラダにはゆがみが生じています。その結果、カラダのある部分だけに集中して負担がかかり、腰痛や肩コリなどの弊害を招くことに…。このようなゆがみを調整しながら、どこにもムリのない正しい姿勢を作っていくのが、ピラティスの一番の目的です。
エクササイズはカラダに余計な負担をかけることがなく、動き自体もいたってシンプル。リフォーマーやキャデラックなどエクイップメントと呼ばれる専用器具やマットを用いて、理想的な姿勢を取りながらエクサイズを行っていきます。この時、メインで使うのが体幹部(胴体の部分)のインナーマッスル。具体的には腹部と骨盤・背骨周辺の体の奥深くにある筋肉のことで、これらは、安定した姿勢をキープしたり、内臓や脂肪が正しい位置にあるよう支えるなど、カラダにとって大切な役割を持っています。言うなら、人のカラダに元々備わっている「天然のコルセット」のようなものです。
ただ、カラダの深層部にあり面積も小さいため、普段は意識するのが難しく、鍛えにくく衰えやすいのが特徴。この部分が弱いと、猫背やデッチリ体型、下腹がポッコリ出たり、お尻がたれるなど、カラダに負担をかける悪い姿勢に。内蔵が正しい位置からズレたためうまく機能しなくなったり、ボディラインが崩れるなど、まさに美と健康の大敵! ピラティスではこのインナーマッスルを意識して動かし、鍛えることで、体幹を安定させ、カラダ全体のバランスを整えていくのです。
エクササイズは、一つひとつの動作ごとに「どの筋肉をどのように動かすのか」を意識しながら動くことが大切です。これはピラティスの一番の特徴で、意識的にカラダを動かすことで自分の筋肉の弱いところや衰えた部分、使いこなせていない箇所に的確に働きかけながら、理想的な姿勢をカラダに覚え込ませていくため。同じ動きでも、筋肉や骨格の動きを意識しながら行うのと、何も考えずにただカラダを動かすのとでは、まったく効果が違ってきます。また、カラダを動かしながら独自の呼吸法を行うのも欠かせない要素。他にも、正しい効果を得るための4つの決まりがあり、エクササイズはそれら「6つの原則」をきちんと守りながら行うことが大切です。
■姿勢の矯正以外にも、効果はいろいろ!

カラダのゆがみが解消され、姿勢がよくなる以外にも、さまざまな効果があります。まず、カラダのゆがみが改善されることで代謝がアップ。インナーマッスルがしっかり働くことで基礎代謝も高まり、太りにくいカラダになります。基礎体力がつくのに加え、カラダ本来の使い方がわかると楽に動けるようになるため、疲れにくい体質に。カラダのバランスが整い、骨格や筋肉、内臓が本来あるべき位置で正しく働くようになると、冷えやむくみなどさまざまな不調も解消されます。
このような健康で強いカラダが作られる一方で、しなやかな美しいボディラインを生むのもピラティスの魅力。カラダの内側の小さな筋肉を主に鍛えていくため、表面の大きな筋肉をたくましく鍛える他のトレーニングとは違い、細くしなやかな筋肉がつきます。ボディシェイプ効果にも優れますが、すべてのエクササイズで腹筋を使うため、ウエストは特に引き締まりやすい部分。ヒップアップ効果も抜群で、手足がすらりと伸びた美しいボディに近づけます。常に肩胛骨を下におろした状態でエクササイズを行うため、肩周りもスッキリ。首が長くなり小顔に見えるといううれしいオマケも。
さらに、エクササイズの最中、今まで使われずに凝り固まっていた筋肉がグーッと内側から伸ばされていくのは実に気持ちがいいもの。日常的にもカラダの一部分にかかっていたストレスがなくなり気分が爽快になるなど、精神的な効果も期待できます。

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